一日一日を大事に生きる 大学【伝二章】
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「湯の盤の銘に曰く、苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり」
今日の行いは昨日よりも新たによくなるよう、明日の行いは今日よりも新たによくなるよう、修養に心がけねばならない。
If you can renovate yourself, do so from day to day. Let there be daily renovation.
殷王朝を創建した湯王は、毎朝洗面の時にこの文を見て、気持ちを一新していた。
人はよく三日目、三年目に組織を辞めたりするという。最初の一日目は緊張しているが、三日目になると少し慣れ、この組織は自分に果たして合うかどうかを考え始める。また三年目ともなると、すっかり慣れ、マンネリとなり、未来の姿が見えてきて、新たな組織に鞍替えしようと考えたりするからであろう。
(竹内良雄、中国古典の名言至言ベスト100)
かくいう私自身の人生を振り返ってみると、3年目になるとその環境で毎日の生活を楽しみ、次は何に挑戦してみようか、どんなことに出会うことができるのだろうと準備をしながら時を過すことが多かったように思う。そういう自分を戒めるためにも毎日肝に銘じたい名言である。