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健康レシピ

 

 

第2回:メディカルハーブとビオ・ワイン

 

メディカルハーブの安全性について

 

 特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会によれば、メディカルハーブとは、人の体にもともと備わっている自然治癒力を利用し健康管理や病気の予防、治癒をおこなうために、体内に取り込む植物のことを指します。
メディカルハーブと医薬品を比べると、その違いがはっきりします(表1)。

 

表1 メディカルハーブと近代医学の比較

表1 メディカルハーブと近代医学の比較

 

 

 また、ハーブに含まれる成分によっては特定の医薬品との併用が制限されているものがあり、効果を強めたり、弱めたりする場合があります。

米国ハーブ製品協会(AHPA:American Herbal Products Association)では、約650種類のメディカルハーブについて安全性を評価し、クラス1~4の4つの段階に分類しています。
われわれの健康レシピで各症状(病気)に対して用いるハーブの安全性でも、この分類を参考にさせていただきました。

 

クラス1: 適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ
クラス2: 記載された植物含有成分の使用に関する資格がある専門家(医療従事者)による特別な指示がない限り、以下の使用制限が適用されるハーブ
クラス3: 「医療従事者の監督下でのみ適切に使用すること。」というラベル表示を勧告する重要なデータが確認されているハーブ。ラベルには、以下の適正使用情報を記載しなければならず、容量、禁忌、生じ得る有害作用および薬物との相互作用、ならびに本品の安全使用に関する他の関連情報が提供されています。
クラス4: 分類のための十分なデータが入手できないハーブ

 

 

 

 

有機栽培で育てた体にやさしい自然派ワイン

 

 自然派ワインとは、出来る限り自然のままの製法でつくられたワインで、ビオ・ワイン(bio wine)とも呼ばれます。
これは有機栽培で育てた葡萄を天然酵母で醸造するワインです。醸造中も酸化防止剤等の添加を極力抑えています。
自然で滋味(じみ)に富み、いつもワインを飲んで頭が痛くなる人でも、この自然派ワインなら頭が痛くなることはありません。
事実、瀬尾は以前、職場のレストランで20名様くらいのワイン会を2ヶ月に1度ほど開催しておりましたが、「ワインは好きだけど、ワインを飲むと頭が少し痛くなる」というお客様がいらっしゃいました。
さっそくそのお客様にビオ・ワインを勧めてみましたところ、「頭が痛くなることがなくなった」という嬉しいお声をいただいたのです。
酸化防止剤が殆ど入っていませんので、飲んでいるうちに空気に触れ、香りや味わいが変化していきます。
澱(おり)や濁りがみられますが、これは無濾過、無清澄の証であり、つぶつぶ果汁入りジュースと同じようなものです。
澱を飲んでも一切害はありませんのでご安心ください。
われわれは、体にもよく、美味しい、この自然派ワインをお勧めするようにしています。

 

 

 

 

 

聚楽コミュニティクラブ 西洋料理シェフ 瀬尾 功(せお いさお)

 

日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
C.P.A.認定 コムラード・オブ・チーズ
国家技能検定資格 西洋料理専門調理師・調理技能士単1級
調理技術技能センター 専門調理食育推進員認定
日本鉄板焼協会認定 1級
日本メディカルハーブ協会認定 メディカルハーブコーディネーター

 

 

 

聚楽内科クリニック 院長 武本重毅(たけもと しげき)

 

熊本大学大学院医学研究科 医学博士
社団法人日本内科学会認定内科医
外国医師又は外国歯科医師が行う臨床修練に係る臨床修練指導医
社団法人日本血液学会認定血液専門医
社団法人日本血液学会認定血液指導医
国立大学法人熊本大学特別貢献会員
日本医師会認定産業医
一般社団法人日本健康生活推進協会健康マスターエキスパート