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院長日記

7年前の今ごろ考えたこと

武本 重毅

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今日の一言

人生の転換期を迎えた、と誰もが思っているのではないだろうか。実は、今の世の中全体が大きな変化の中にある。ヒトは高齢化が進み、先進国にはない勢いで発展途上国の経済は発展し、そして既成概念は通用しない、そういう時代になった。すべてをシャッフルして、また新たな目で世界を見直してみよう。

グローバル化はビジネス、金融にとどまらず、情報伝達をスピードアップし、そしてヒトの意識や考えに変化をもたらし、国の統治や国境問題に影響を及ぼしている。平和な世界が続いていたが、世界的な経済危機の中で生き残りをかけて各国が凌ぎを削るときが来たのかもしれない。国家間のバランスが崩れ始めている。冷静に考えてみれば、支援する国と支援される国の力関係が逆転する、その危険性があるのではないだろうか。

同時に、地球温暖化の影響であろうか、太陽コロナ?からの電磁波の影響であろうか、地球規模の気候変動が起こっている。このことである地域が特に台風や豪雨の被害をうけるようになった。

そうして罹患する疾患にも変化がみられる。特に感染症は、グローバル化の影響であろうか、これまでその地域では珍しいとされていた類の流行が起こっている。海外渡航者も閉鎖された飛行機内での感染に注意が必要である。

このような様々な変化の中で、未来の役に立つような新しい学問、医療分野の新しい領域、概念の提唱が求められているのかもしれない。

2012年10月5日 武本重毅

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。