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院長日記

令和3年度(2021年度)を振り返って その4

武本 重毅

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そして新型コロナウイルス感染禍の一年は、私たちのクリニックに新しい風を吹き込みました。

 

それが、「老化治療」です。

平均寿命になれば死ぬのが当たり前、だから高齢になれば仕事をやめて、後は年金生活者として過ごし、介護が必要となっていく...。これまで、皆がそう信じていました。いや思い込んでいました。

このことを覆す研究成果が発表されたのです。

人は皆、歳をとるにしたがい、本来はたらいていた遺伝子やタンパクに必要な栄養素(のようなモノ)が不足して、認知症、高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化、肥満、骨粗鬆症、がん等、成人病や生活習慣病と考えられていた疾患を発症することが証明されたのです。

 

つまり、身体の細胞や組織は歳をとらないようにできるのです。老化は防ぐことができるのです。

 

今、私たちは、老化治療をおこなうことで、全ての高齢者が予防し治療に取り組んでいる、前述したような疾患にならないようにすることをはじめました。

これは令和4年度(2022年度)に続きますので、是非ご期待ください。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。