NMNがはたらくミトコンドリア その2:老化による機能障害
老化も
老化に伴う病気も
老化の「典型的特徴」が組み合わさった結果です。
その特徴の1つが
ミトコンドリアの機能が衰えるということです。
生体内のエネルギー源であるATP
その産生を司るミトコンドリアが
機能不全に陥るということが
老化の典型的特徴の1つであり
裏を返せば
このことに対処できれば、老化を遅らせることができるのです。
サーチュイン酵素は
老化に伴うおもだった疾患
糖尿病
心臓病
アルツハイマー病
骨粗しょう症
さらには癌までも
から私たちを守っています。
アテローム性動脈硬化症
代謝異常
潰瘍性大腸炎
関節炎
および喘息
へとつながる慢性炎症の亢進を鎮め
細胞死を防ぎ
細胞の発電所ともいうべき
ミトコンドリアの機能を高める働きを持ちます。
私たち哺乳類は7種類のサーチュイン遺伝子を持っています。
そのうちの3種類
SIRT3
SIRT4
SIRT5は
ミトコンドリア内にあって
エネルギー代謝の調節に関わっています。
なぜ運動が体に良いかといえば
運動によって
数々の長寿遺伝子がプラスの方向に調節されるからです。
そのおかげで
テロメアが伸びる
細胞に酸素を運ぶ新しい微細血管ができる
ミトコンドリアの活動が高まって化学エネルギーが増える
といった効果が現れます。
こうした機能が加齢とともに減少することは
以前から知られていました。
新しくわかったのは
運動によるストレスの影響を最も強く受ける遺伝子
サーチュイン遺伝子が
それらの機能を若い頃の水準に引き戻してくれるということです。
簡単に言えば
運動が遺伝子のスイッチを入れ
私たちを細胞レベルで若返らせてくれるのです。