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院長日記

NMNがはたらくミトコンドリア その9:水素ガス吸入療法

武本 重毅

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私たち聚楽内科クリニックでは

アンチエイジング治療として

NMN治療のほかに

あるいは

NMN治療と同時に併用して

水素ガス吸入療法をおこなっています。

 

約50兆個の細胞から成り立つと言われる私たちの身体。

その細胞の中に「エネルギー工場」と称される

ミトコンドリア」という器官があります。

このミトコンドリアが正常に働いている状態が

細胞にエネルギーがある、すなわち「健康状態」だと言えます。

一方でミトコンドリアは

エネルギーを生み出す時

副産物として「活性酸素」を発生させます。

活性酸素には善玉活性酸素悪玉活性酸素があり

悪玉活性酸素は細胞を酸化

つまり錆びさせる困った作用があります。

命ある限り

ミトコンドリアも生きる限りは

悪玉活性酸素は発生し続けます。

抗酸化力グラフ

さらに年齢を重ねると

悪玉に対抗する抗酸化力が減っていきます。

加えて

現代社会のストレス

生活習慣や環境(アルコールタバコ、大気汚染、化学物質等)によっても

悪玉活性酸素は著しく増えます。

その結果、細胞の著しい酸化により、免疫力が低下します。

こうして悪玉活性酸素

老化を始め

様々な不調や症状、病気を誘因します

体調不良、疾患の多くは

悪玉活性酸素が原因であるといわれています。

 

そこに働くのが水素です。

「水素(元素記号:H)」

あらゆる物質の中で最も軽い物質で

無色透明・無味・無臭

そして非常に小さな分子であるため

全身くまなく、脳や細胞内にまで到達します。

水素を体内に取り込むと

「イオン」となってミトコンドリアに働きかけ

細胞の活性化

抗酸化力・免疫力のアップをもたらし

同時に悪玉活性酸素だけを選んで結合し、水となって除去します。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。